今回は 12/18 の制作共犯者ミーティングにて oculus go 所持者向けに配布された体験版についてまとめたいと思います。

ですが、その前に...

CAMPFIRE AWARDエンタメ部門受賞、おめでとうございます！

ときめきしけんさん、ボッチP さん共に本当に嬉しそうでしたね。

選出理由に「クラウドファンディング自体をエンタメとして捉え活動を行い～」とありますが、本当にここが凄い所で、まだ発売していない新規 IP の VR 作品にも関わらず、周囲の反響や期待が大きいのはこういった活動が皆に響いているのではないかなと思います。

さて、体験版ですが、今回の内容はこれまでの体験版の続きという感じで、ついに神谷才、両角愛、街小路颯太、そして蔭山哲の 4 人とも合流します。

突然誰もいない渋谷に閉じ込められてしまい、不安が大きくなる一方で、櫻井響介は久しぶりに集う幼馴染 8 人を見て感慨に浸るというシリアスな内容というよりは温かい印象のシーンとなっていました。

新登場のメンバーの 3D モデルを見られるだけでなく、体験版としては初の音楽の流れるパートもあり、見どころの多い体験版だったと思います。

以下気づいた点についてまとめます。

★キャラクターモーション★

前回の制作共犯者ミーティング vol.3 の体験版にて初めて実装された瞬きや瞳・服・髪の揺れモーションですが、今回のバージョンを注意深く観察するとこれらモーションは全員が同時に適用されていない事に気が付きます。

各会話パートでその時の話の中心となる(プレイヤーが注視する事になるであろう)キャラクターのみに適用されていて、その他のキャラは紙芝居の様にポーズ変更が行われる様になっている様です。

私が観察した限りでは同時にモーションが適用されるのは最大3人まで。
(次の資料は文字が小さいので拡大して見て下さい)

おそらく oculus go のマシンパワー的に全員(特に髪の長い女性陣)を同時に動かそうとすると 60 FPS を割ってしまうのでしょう。

VR 作品で FPS が安定しないとプレイヤーは酔ってしまう可能性が高くなり、モニターで遊ぶビデオゲーム以上に FPS の安定性が重要な為、このような工夫がされているのだと思います。

また、vol.3 の時と比較して、特に髪の毛の揺れ幅がやや控えめになっています。

全員が同時に動かない(動かせない？)為、全体の絵的に不自然にならないような調整という事だと思います。

これらの制御も「Uranus Editor」で細かく ON/OFF を設定しているのでしょうね。

★東国ユリアのセリフ★

途中まで街小路颯太が登場せず、皆その存在を忘れて「これで全員揃ったね」という雰囲気になるのですが、東国ユリアが最初に彼がいない事にちゃんと気が付きます。

12/18 の制作共犯者ミーティングのステージイベント中にときめきしけんさんから、東国ユリアと街小路颯太のエピソードがあるという様なコメントがあったので、この2人は結構仲が良いのかも知れません。

このように主人公との間だけではなく、各キャラクター間の関係性も色々と気になってきますね。

残念ながら今回の体験版も時間制限付きで、現在はプレイできない状態となっていますが、来年の 2019 年 1 月には制限なしの体験版が配信予定との事です。

本作は 2月の発売(※注1)という事もあり、ほぼ製品版に近い形でプレイできるのではないかと思いますので、とても楽しみにしています！

注1:

oculus rift 版、oculus go 版、HTC VIVE 版が 2 月発売予定、PSVR版は 5 月発売予定です。(2018年12月現在)

また、公式サイトで記述はありませんが、ツイッターにて oculus quest 版の配信もアナウンスされています。こちらは配信時期未定となっています。

------------------------------------------

東京クロノス体験版 vol.4